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【社員インタビュー】新規事業創造の専門組織で挑む健康増進ソリューションの開発

オムロンの新規事業創造に挑むメンバーの活動内容に迫るインタビュー企画。  
今回はデータソリューション事業本部(DSB)・コーポレートヘルス事業部の橋本さんにお話を伺いました。

【経歴】
新卒でコンサルティングファームに入社し、業界問わず業務改革支援や大型プロジェクトのPMOプロジェクトを経験したのち、製造業(特に化学メーカー、医療機器メーカー)の事業戦略策定支援、新規事業開発支援などに携わる。23年7月にオムロンへ入社し、DSBの兄弟組織であるイノベーション推進本部(IXI)で、ヘルスケア領域のチームの一員として健康経営アライアンス立ち上げに従事。現在はコーポレートヘルス事業部で事業開発に取り組む。  

組織名、役職などは取材当時のものです。

1.現在どんな仕事をしていますか?

企業の生産性向上・医療費適正化に向けた重症化予防・健康増進ソリューションの開発を行うコーポレートヘルス事業部に所属しています。  
現在部署には3人しかいないので、何でもやる!という状態ですが、資本業務提携先と、データに基づいた労働機会損失の可視化と組織の健康課題の特定により様々な意思決定を支援するソリューションの開発を主に担当しています。  

2.これまでのキャリアとオムロンに入社したきっかけを教えてください

前職では中計策定や事業戦略策定から、現場の業務改革支援まで様々なプロジェクトを経験してきました。中でも今のキャリアにつながっているのは、化学メーカーが顧客だった、デジタルサービスの開発プロジェクトです。 
プロジェクトリーダーとして、新サービスの顧客候補への提案資料作り、ヒアリングのためのアポ取り、パートナー企業探しにPoCの計画策定と実行、コンソーシアムでの啓蒙など、あらゆる業務を支援しました。 
そんな中、最終的な意思決定者は顧客であり、自分はそこにかかわり切れていないと感じることが出てきたことから、どうせやるなら主体側に回りたいと思い始めました。要は主役になりたかったんだと思います。

高いハードルがあっても頑張れると思えたテーマとして、ヘルスケアを軸に転職先を探し、製造業×新規事業で他社からの学びの対象にもなっているオムロンに入社を決めました。  

3.現在の仕事のやりがいは何ですか?

「体が資本。」これは学生時代に体調を崩したときに知人から学んだ言葉ですが、今扱っているテーマは、資本である体を良い状態に保つことで成果を最大化することに貢献するのが一つのゴールです。ある程度経験を積み、とにかくがむしゃらに個人の成果を出すことから、チームみんなで持続可能な形で成果を出すことに関心が移ってきていたこともあり、本当に実現したいテーマです。  

コンサル時代との動き方の違いからも、やりがいに繋がっていることが2つあります。1つ目は、誰かの真似ではなく、全く新しいものを作るチームに属していると思えていること。2つ目は、日々考える幅がすごく広いことです。 
新しいものをチームで作っていくということは、自分たちで道筋をつけ、実行していかなくてはならないということです。まだできたばかりのチームですので、守備範囲を細かく決めすぎず各々が主体的に役割を埋めていくイメージで動いています。それぞれ得意分野を持っているメンバーと試行錯誤しながら動けている点も面白さがあります。
考える幅の広がりは、コンセプトからエンドユーザーの利用シーンまで、目の前の1か月から3年後まで、チーム内のことから外部関係者との連携のことまで、すべてにおいて広がっている実感があります。その中でも特にエンドユーザーのことまで考えるという点が、事業戦略策定とは大きく違い手触り感があって楽しいです。  

4.入社前とのギャップはありますか?

良くも悪くも、毎日の動き方が定まっていないと感じています。  
大きなゴールはきちんと決まっていますが、自分たちで今月、今週、今日、何をやるべきかを考えて実行しないと、何も進まない。  
主体性をもって取り組める、というやりがいの裏返しでもあります。  
今の働き方は、顧客からの締め切りのプレッシャーはない一方、受け身でいると何も成果が出ずに時間だけが過ぎてしまう危機感があります。  
チームではこの部分を意識して、タスク設計から各タスクの遂行まで密にコミュニケーションをとっています。 

5.自分の強み・価値を出せていることはありますか?

1点目はプロジェクトマネジメント。  
何を決める必要があるのかを一つひとつ整理して、日々のタスクやスケジュールを決める。そして自分だけでなく、関係する人にもやりきってもらう。また、意思決定するためにどの程度ファクトを調べればよいのかの肌感覚も、鍛えながらではありますが前職の経験が生きている部分です。  

2点目はコミュニケーションの引き出しです。社内外に多くの関係者がいますが、それぞれの立場や目的を理解した上で、共に進むための伝え方を心がけています。相手に合わせるだけではなく、われわれの実現したいことを前に進めるために、目的や想いも理解してもらえるようどういうコミュニケーションが必要か?という視点を持って動けることが、これまでの経験で培った自分の強みです。  

6.大切にしているバリューはありますか?

意識してきたのはオーナーシップ。事業開発を加速するために、これからもっと発揮していきたい部分です。 
今後取り組みたいのはTry&Learn&Share。せっかく「新規事業をやるぞ!」という専門組織に来たので、コーポレートヘルス事業を大きく育てるだけでなく、それを他のテーマでも展開できるように、組織のナレッジとして落とし込まなくてはいけないと思います。 
*バリューとは組織のミッション・ビジョンを達成するため、一人ひとりの価値観を尊重しながら、組織としてぶれることなく分かち合うべき価値観/行動指針です。

7.今後のこと(事業の見通し、個人の目標)について教えてください

顧客への提供価値を具体化したMVP(Minimum Viable Product)で価値検証を進めています。 
これから組織として、事業に必要なあらゆる機能を構築する段階で、今後の事業成長には様々な得意分野を持った人財獲得が欠かせません。自分の得意分野を持ちつつ、与えられた役割を超えて積極的に取り組むメンバーとともに、1+1=2以上のチームを作っていきたいです。

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